男は「初めての男」になりたい 女は「最後の女」になりたい

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男が究極的に好むのは、「真っ白な女」です。古くは『源氏物語』の例にもあるように、何も知らない、経験の浅い女性をリードして、自分色に染めていくのが男の夢。

21世紀になっても、未だに「処女性」び価値観を感じる男性は多くいます。こういうと、「未開の大地を耕したい」という男らしいフロンティアスピリットの表れのようですが、実は弱気の裏返しでもあります。

男性は、女性にとって「最初の男」になることで、前の男性と比べられるのを避けたいと思っているのです。

自分が最初の男なら、どこにデートに行っても、どんなキスをしても「前の彼のほうがいいところに連れってくれた」「前の彼のほうがうまかった」などと言われずに済みます。

「こんなの初めて!」と感激してくれるシーンも多いでしょう。自分に自信がないからこそ、「真っ白な女性」を求めているとも言えるでしょう。

一方、女性が求めるのは、「完成された男性」です。女性は変身願望があり、「いつか白馬の王子様が自分の人生をステキに変えてくれる」と思いがち。

そういった依存的な考えがあるため、できるだけ洗練され、成功した大人の男を求めます。そして、このこだわりや条件は年を重ねるごとにより複雑になります。

「ここまで待ったのだから、もっといい男じゃないと納得できない」というわけです。ですから、相手にとって「最初の女になりたい」と思いませんが、「最後の女になりたい」という希望は持っています。

つまり、恋愛の延長線上に、「結婚」というゴールを当然見据えているということ。その点では、女性の方が恋愛に対して現実的だとも言えます。