「だったら気を使いなさいよ」リードしてくれなくなった男性にキレ気味の女たち

ある時、社交ダンスを長く続けている友人女性から、面白い話を聞きました。

「社交ダンスでは、男性がリードする。なので、基本的には女性は何もしなくていいし、体力もさほど使わない。大事なのは『察する』こと。次に何をしようとするか、

どこへ足を動かそうとするか、それを察知し、合わせるのが、女性の役目なんです」

もちろん個人の意見ではありますが、なかなか示唆に富んだ分析です。リードする男。合わせる女。まさに古き良き男女関係が凝縮されていて、さすが、

中世の時代から長らく支持されているカルチャーだな、とうならされました。

しかし、職場でも恋愛でも、男性が昔のようにリードしなくなっているのは周知の事実。そのおかげで、女性たちが「おや？これは話が違う」とやきもきしているのが、現代の日本社会です。

「私が察するから、あなたがリードしてね」という構図が崩壊した以上、「なんで私だけが気を使わなくちゃいけないの？」「あんただって気を使いなさいよ」と女性たちはキレ気味なのです。

「論理的に話してくれよ」説明下手な女にうんざりする男たち

「男は察しが悪いけど、女は察しがいい」の合わせ鏡として、「男は説明好きだけど、女は説明下手（それどころか説明しない）という言葉もよく耳にします。

例えば仕事のトラブル報告にしても、女性は感情的に、あるいは直感的に「大変です！」「ごめんなさい、でも…」とパニックに陥ってしまいがち。

トラブルの内容より先に、自分の気持ちを伝えたり、ディティールや言い訳ばかりが長くてなかなか結論にたどり着かなかったりするため、男性からは「女の説明は要領を得ない」と思われるのです。

一方、男性は論理的に「これがこうなったので、こういうトラブルが起きまいした」と報告できます。

（逆にそれがあまりにも淡々としていて、「お前、反省してるのか？」と上司から怒られるのも、よくある光景です。）

女性のように「おしゃべりを楽しむ」のが苦手な反面、話し始めたら一気にゴールまで突き進む、論理的な話し方が得意なのです。

特にビジネスの場では、論理や数字が重視され、感覚や直感は軽視される宿命。男的な対応を求める男性たちは、「説明下手」な女性たちに「ちゃんと説明してくれ」と願うし、

女性たちは「そんなの、言わなくてもわかるでしょう」とイラ立ちます。そうやって男女の間に溝が生まれていくのです。

さらに男性たちが「女は感情的だから仕事に向かない」などと陰口を叩いていると、どこかでそれが女性たちの耳に入って、関係は決裂…。

なんてことにならないよう、お互いの得手不得手をきちんと知っておく必要があります。

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